マクロビオティック発祥地からのメッセージ
『食で変わるココロとカラダ』
2010/07/30
7/30:瞑想とメディテーション
瞑想とメディテーションの違いは何か?
瞑想とは、対象を定めずに心に去来する現象を観察することで、自我意識の放棄をはかることである。
メディテーションとは、対象を定め、その対象に意識を集中させることで、自我意識の強化をはかることである。
瞑想では心の有様が変わり、正しくものが見え、正しく判断出来るようになり、問題解決の知恵が開示される。
直観力やインスピレーションも強化され、それが判断力の肝となる。
2010/07/29
7/29:本当の判断力
WHO
によれば、日本は世界の
65
~
80
%の代替医療を受けている。
日本の医療費
34
兆円にものぼっている。
1
~
4
才児の死亡率は先進国で最悪とのテレビ報道もある。
これらは施設と経験医不足が原因なのか。
本当の理由は判断力(生命力)の問題にある。
母子の判断力の向上を無視したお産、母と子の絆を無視したお産がメスネジとオスネジの調整、陰と陽融和作用を阻害している。
2010/07/28
7/28:科学と陰陽原理
科学には陰陽の原理がないために、何故・どうしてと云う質問に答えられない。
「科学の指導原理としての陰陽原理」という科学と陰陽原理の融合を桜沢先生は要請していたのではないか。
2010/07/27
7/27:桜沢先生、易、形而下学、栄養学
マクロビオティックは日本の伝統的な世界観に立脚した健康法である。
それは「自然征服」でなく「自然適合」、「部分的・分析的」でなく「全体的・総合的」であろう。
それを食に適用した場合、「栄養成分」でなく「全体の機能」に着目することが必然となる。
桜沢如一は宗教的な東洋の世界観を、易の原理を再編成することで形而下学的(科学的思考に適う)に説明、食養療法の原理として世界に宣布した。
分析的・還元的栄養学に対し総合的・演繹的価値基準による新しい栄養学を提唱したのである。
2010/07/26
7/26:料理と脳
昨日、料理教室の試作会があった。
料理をテーブルにセットする生徒さんの真剣なお姿に打たれた。
料理は植物の命を人間の命に育て上げる行為であり、まさに「命を育てる」という人間にとって一番楽しいことである。
大脳生理学者・久保田競先生によれば、「料理は脳を鍛えるのにうってつけ」であり、それは五感をフルに活用する全能的な行為であるからだそうだ。
従って、毎日くり返すことで、思考と行動を強調させる極めて人間らしい高度な脳、前頭葉外側部が発達するのだそうだ。
2010/07/23
7/23:陰陽の本質
物事は全て陰陽が織り成している現象である。
その意味で陰陽は、羅針盤の役割として目的地を定め、問題をはっきりさせる働きがある。
また、陰陽は常識であり、「なるほど」と納得できるものでなくてはならない。
さらに陰陽は大きく全体を見るためのツールでもある。
石塚左玄が既存の重要な栄養素であるたんぱく質、炭水化物、糖質という有機質ではなく無機質のミネラルに着目したことは、食を広く捉える目(判断力)があったと言えるのではないか。
2010/07/22
7/22:無限、二重構造
現代人は死んだら全てが無くなってしまうと、死を嫌悪しているが、「いのち」は人間が死んで無くなるものではない。
この世は物と精神、陽と陰の二重構造の世界。
この世の事物は全て永遠に存在する、永遠の昔から永遠の未来まで。
そこには無限の内容が用意されている。
2010/07/21
7/21:人生と感動
70
才になって「年をとることが良いもんだな」とわかる。
小食になり、早起き、掃除、洗濯、散歩などを通じ、いろんな現象がドラマチックに思えて楽しいからだ。
お亡くなりになる
1
年ほど前のリマ先生の一言「食べ物が命なんだってわかった」も既にあたりまえのように明らかなことのようだが、そこに改めて気付いた、そのことに感動した様子が伺える。
2010/07/20
7/20:出産と陰陽
出産における陰陽を考えてみる。
宇宙の秩序をしっかりと観ている吉村正先生は、メスネジ
(
産道
)
の中にオスネジ
(
胎児
)
が上手く入る状態を「神がやってるとしか思えんわけです」と評している。
むりに引っ張り出さず、母と子の絆を守ることで、お母さんと赤ちゃんの顔つきをパッと見ただけで直感的にいつ生まれるかが分かるものだから。
2010/07/16
7/16:陰陽、羅針盤、判断力
陰陽の秩序とは羅針盤・コンパスなるものであり、それは方向を示すものである。
間違ってもすぐに修正できるための羅針盤であり、むしろ間違うことで判断力は向上する。マクロビオティックは邪食に弱いと言われるが大きな間違いである。
邪食(間違った食)により判断力が上がり、身体が正しく好転する可能性を示している。
2010/07/15
7/15:カゴメの歌と陰陽
「カゴメの歌」を陰陽で解いてみる。
かごめ → 籠の目=六角形 例)蜂の巣、雪の結晶、ダビデの星など
*円に同方向から同圧力をかけると六角形になる。
かごのなかのとり → 籠の中の鳥=六角形の中心に位置するもの=籠という六角形に閉じ込められたモノを指す
いついつでやる → いつ出てくるのか
よあけのばんに → 夜明けと晩は矛盾する、即ち存在しない時を指す
つるとかめがすべった →鶴と亀は正反対のもの=陰と陽⇒その2つが統べった=統合・統一した=一緒になった、調和した
うしろのしょうめん だあれ → 自分の後ろには宇宙というものが存在する=陰陽調和の背景には宇宙が存在する
2010/07/14
7/14:高判断力の源泉
判断力に優れた人物がいたとした場合、その本当の仕掛け人はお母さんである。
なぜなら、お母さんが食べたものが血となり、その血液で子供が育つから。
また、受精卵
0.1
mmが赤ん坊
50
cmへの変化は
5000
倍で、生後から平均
165cm
としても
3
~
4
倍しかない。
生命
30
億年の歴史を生後平均
80
年で完遂する。
その意味は、母親の胎内での環境の重要性を物語る。
その意味で江戸時代、大奥でのお世継ぎの母は、その判断力が高く評価された。
2010/07/13
7/13:経済と陰陽
バブルを陰陽で解いてみる。
バブル興隆期とは陽性状態にあり、それが極まる
(
崩壊する
)
ことで陰性化する。逆に、バブル崩壊期は陰性状態にあり、それが極まる
(
消費が増える
)
ことで陽性化する。
お金・物品、男女、陰陽の関連性をみてみる。
お金は陰性なものであり、物は陽性なものである。
女性は陰性であるため、買い物が得意で、男性は陽性であるため、お金使いが得意である。
→女性とお金は陰性同士だから、お金が貯まらず出て行ってしまう。財布の紐は男性に!
2010/07/12
7/12:高判断力の請負人
判断力の請負人とは誰かを考える。
占いタコパウル君が人気である。
餌箱に国旗の色を付したタコ占いの好評は、タコが国旗の色(明るい色の方へ入る)にひかれる性質を利用し、国旗で占うという企画を決定した人の判断力が背景にある。
本当の功労者は姿をみせないが、その存在は判断力の高さを物語る。
2010/07/09
7/9:原因と結果、秩序と混沌
空間はカラッポではない、無色が全ての色の源泉であるように、森羅万象の源泉である。
空間には無から有を湧出し主宰する秩序がある。
がん細胞に対する抗がん剤の投与などの治療により、結果だけ無くしても原因は除かれない。
秩序違反の結果は無駄の創出と秩序の混沌をもたらす。
2010/07/08
7/8:発言と判断力
人間は話した自分の言葉に縛られる。
このことは、なんと、
TV
で振り込めサギの詐欺師に教えてもらったことである。
マクロビオティックを人に話すことで自分の言葉に責任をもち(縛られ)、意志が強くなる。この意志の強さは判断力の強さに関係がある。
桜沢先生曰く、書けない・話せない人はダメであり、表現することが肝要だそうだ。
2010/07/07
7/7:陰陽と形而上下
陰陽には常識・納得かつ一貫性が備わっている。
巷の陰陽五行の陰陽表には形而上的誤りがみられる。
そのため、形而上下の両関係において宗教的・哲学的な形而上と、科学的・物理的な形而下の混乱がみられる。
形而上的陰陽五行を形而下に整理したところに桜沢先生の功績がある。
2010/07/06
7/6:歴史、塩問題、持続可能性
歴史上の事件と塩問題には関連がある。
堺屋太一氏は映画「峠の群像」で、忠臣蔵事件(=元禄赤穂事件:赤穂浪士による吉良上野介義央及びその家人の殺害事件)の背景に塩問題があり、赤穂塩と吉良塩の対立がこの事件の伏線となったと考えたようだ。
中でも赤穂浪士・大石蔵之助に注目。
彼は赤穂藩の筆頭家老であり、塩造りと植林に精を出した。
有名な話として、「塩田よりも里山」を唱え、「循環型物づくり社会」を提唱していた。
2010/07/05
7/5:空間と秩序
空間はカラッポではなく、そこに秩序がある。
無色とは「色が無い」のではなく、逆に全ての「色が有る」のである。
全ての色が等分量混ざりあっていることで、そこには全色の調和、すなわち無色たる秩序が存在する。
秩序との調和は健康と幸福を、秩序違反は病気と不幸を生み出す。
2010/07/02
7/2:正義、道理、宇宙の秩序
アメリカの銃携帯禁止に対する違憲判決を考えてみる。
桜沢先生は、欧米人がとかく正義に対し無知であると考えていたようだ。
正義とは、道理に適って正しいことを意味し、その道理とはマクロビオティックにおける宇宙の秩序そのものである。
それを守っていれば全てが思い道理に上手くゆく。
好きなことをやって、皆から慕われる生きかたが出来るのだ。
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