2010/08/31

宮大工と陰陽 by T.T

「木組み」とは木と木を繋ぎ合せる方法。
その基本は単純な陰陽の組み合わせ。
木材を受ける陰と、差し込む陽に加工し、それを結ぶことで建物を組んでいく。
木組みに日本の陰陽概念に裏打ちされた伝統建築の真髄がある。
「結ぶ」ということは「解く」ということ。
1300年前に建立された法隆寺の現在の姿は解体(結ぶ)と修理(解く)の賜物。
変化に逆らわずに結び・解く。
「むすんでひらいて」の歌詞。

むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を 上に
むすんで ひらいて 手をうって むすんで


むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を 下に
むすんで ひらいて 手をうって むすんで


むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を 頭に
むすんで ひらいて 手をうって むすんで


むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を ひざに
むすんで ひらいて 手をうって むすんで


「手をうって」=調和、禊ぎ、お清め
「上」「頭」=天
「下」「膝」=地 
⇒天地(陰陽)


*このブログはCI協会スタッフによる勉強会の内容を掲載したものです。