2011/10/24

浦島太郎の話を陰陽で解く

浦島太郎は物語の最後であけてはだめだという玉手箱をあけ老人になってしまいます。

かごめかごめの歌に陰陽の意味があるように、浦島太郎の話にも陰陽が隠されているようです。

話の中で一番問題になるのは、なぜ老人になるのか、ということでしょう。

「心は年をとらない」

この言葉は、「桜沢如一。100年の夢。」を執筆された平野隆彰さんがGOから学ばれたご自身の座右の銘ですが、この表現に答えがあるように思います。

私達の体は物理的に存在していますが、もとをたどれば元素の寄せ集めです。

「色即是空 空即是色」

これは空間には何もないのではなく、空間には全てがあるという意味です。

何も仏教の言葉を持ち出すまでも無く、西洋ではアインシュタインがこの点を指摘しています。

われわれは個として存在しているのではなく、見えない(空間という)世界の集合体として存在しています。

身土不二という言葉の意味は、その土地に取れたものを食べるべきだ、人間は土から生まれ還る存在だから、という意味ですが、何もこれはモノにだけ当てはまるのではないのです。

「心の身土不二」

その意味は、その人が、その時、その場所、そのタイミングで、最適な判断を下すことができる、そしてそれは直感によるものであるということです。

なぜ老人になるのか?本当に老人になったのか?元々老人だったのではないか?

自分のことを老人と捉える心の持ち様に問題があるのではないでしょうか?

では何故そのように捉えるのか?

それは、浦島さんに聞いてみないと分かりません。

「心は年をとらない」

だからGOは「永遠の少年」だったのではないでしょうか?

桜沢先生の著書にもある「永遠の少年」。

もう一度読み直してみたくなってきませんか??