2012/06/28

変化


スフィンクスの謎という話をご存知かと思います。
スフィンクスは、旅人を捕らえて謎を出し、答えられぬ者を食べていました。
その謎というのが、「朝には四つ足、昼には二本足、夜には三つ足で歩くものは何か」というものです。

答えは「人」なのですが、陰陽を使い考えてみましょう。
様々な動物は成長しても体が大きくなるだけでそれ以外に大きな変化はありません。
対して人はハイハイの赤ん坊から自由に二本足で歩き回り、晩年は杖をついて三本足になります。

これほど人は一生を通して大きく変化します。
この変わることこそが生命の原理なのであり、変わらないことは即ち病気なのです。

人は原因があって変化すると考えますが、変化そのものが命、秩序であり、それを受け入れることで健康でいられるのです。