陰陽は相対的なものであるということをよく理解しないと精神と物質の区別がつかなくなります。
「思う」というのは肉体が大きく関与した精神行動ですが、「考える」というのは神返るという高度な精神活動であります。
同じように体質と体調が混同されがちですが、体調というのはその日食べたものがすぐに表れるものであり、体質は日々の生活習慣の積み重ねによるものです。
体質を陽性にしたいからといって塩をたくさん摂れば陽性になるかというとそうではなく、そのためには良い食事、早寝早起き、運動といった要素を積み重ねなければなりません。
その中で指針となるのがナトリウムとカリウムが1:5の食事であり、それが健康の七大条件の実践につながるのです。
日本刀も火に掛ける(陽性)ばかりでなく、水で冷やす(陰性)を繰り返し、陰→陽→陰→陽の積み重ねによって強くなるのです。