天皇陛下が皇居の苗代にてもみまきをされたとのニュースが先日ありました。
11月23日は、勤労感謝の日ですが、これは1948年にGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものであり、元々は新嘗祭というものでした。
これは収穫祭にあたるもので、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に進め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝するものでした。
天皇や国王等がこのように作物の収穫に携わるような国は大変稀でしょう。
古代、米は神の食べ物とされておりそれを主食とすることで永遠の平和を保つことができるという古代人の知恵が生きています。
日本では天皇陛下が軍事、政治、経済などを司った期間は短く、その存在は文化の象徴と言えるでしょう。
このように軍事や政治、経済よりも文化を重要とする国は日本以外には多くありません。
これは日本人が米を大事にしてきた成果と言えるでしょう。