2011/08/17

難あり有難し

桜沢先生の生の声(『判断力の話』)がYou-Tubeにアップされました。初めてお聞きなる方もいるかと思います。先生の実際の声もさることながら、話の内容にも感動を覚えます。是非、みなさん一度お聞きになって下さい。


http://www.youtube.com/watch?v=CB33-tRMCOk&feature=youtu.be


『判断力の話』のなかで、先生は「陽性なる方法」について問われ、「難あり有難しですね」と応えておられます。


マクロビオティックの目的とも関係するこの応対は特に大事です。つまり、その目的は陰陽判断力を向上させていくことで以前はできなかったことが、できるようになる、ということです。現在、自分が陰(陽)性だから逆に転回すればよい、その際に、そもそも自分がどちらの性のなかを判断する力がないとどうしようもありません。


他人の判断力を借りた判断力では真の自由を手にすることはできません。マクロビオティックの目的は好きなことを精一杯できるようになること、自由な人生を手に入れることです。現代人は肉食過多で陽性をもう摂ることができないから、陰性なもので凝り固まった陽性な性質を溶かす必要がある、と言われていますが、果たしてそれも本当でしょうか?人間の血液は75日で入れ替わります。古い血がそのまま体内に停滞して対流しているはずがないのです。であるならば、陽性(陰性)過多の状態がずっと継続していると思わされることもおかしいのです。人間の身体は常に変化しており、それを司っているのが食べ物です。体質は食事で変わる、このことが11月23日に開催されます、医学シンポジウムでのテーマでもあります。


マクロビオティックの目的を自分の生活に実装することで、真に健康で自由な生活を営むことが出来るようになります。是非、他人の判断に頼らずご自身の判断力の向上を目指して下さい。その前に、まずは『判断力の話』を聞いてみましょう。