2011/09/29

Lima Cafe 10月!

9月に引き続き、10月もLima Cafeオープンします。


とき:10/1(土)10/2(日)12:00~17:00
ところ:日本CI協会2Fホール


今回もリマ・クッキングスクール上級講師森先生が監修&調理を担当しています。


まずは前回に引き続きボリューム感たっぷりのプレートメニューはこちら。


リマスペシャル サンドイッチプレート 780円
(ベーグル等手作りパン/一口パスタ/お芋のサラダ/パンプキンスープ)


森先生特製の天然酵母パンに季節のオーガニック野菜をたっぷりはさんだ食べ応えのあるサンドイッチにバジルソースのパスタさつまいもサラダ、さらにかぼちゃのスープもついた、ボリューム満点の特製プレートです。




続いて毎回好評のマフィン。今回も2種類用意しました。
甘くって食べ応えもある、からだにやさしいマフィンです。


かぼちゃマフィンと穀物コーヒーマフィン 各300円




ドリンクには穀物ラテ(300円)とチコリコーヒー、紅茶(各200円)をお飲みいただけます。


フランス産のどんぐり、有機チコリ、いちじくなどをブレンドしたノンカフェインの穀物コーヒーを豆乳で割った穀物ラテは程良い甘みが楽しめます。どなたでも召し上がりやすりコーヒー飲料と有機栽培紅茶も是非。




さらに今回は、かぼちゃのプリンも300円でご提供。かぼちゃの甘みをいかした優しい味わいのプリンです。




小腹が減った時に最適、玄米おにぎり(100円)も販売いたします。


皆様のお越しをお待ちしております!

2011/09/27

自分の体、自分の心

自分の体を使っていますか、使われていますか?

自分の心を使っていますか、使われていますか?

体と心は不可分といわれます。お互いに繋がっており、お互いに作用しています。

どちらが良い・悪いというのではなく、どちらにどちらの先鞭を取らせるかということです。

私たちは大概、体に心を奪われがちです。現象界に生きている私達にはどうしようもないことかもしれません。でも、心に体をコントロールさせることも可能です。それが「直感」であり、「考える前に体が動く」ということです。

この直観力が大切な理由は、私達の日々の生活は不確実性の渦中にあるからです。想定外の出来事だらけの世の中で物事を事細かに分析していき、それに基づき実生活を送っている人は稀です。そんなことは出来ないし、できたとしても主観的な条件設定の下、限定的な「実験室」において可能です。私達の社会全体は「実験室」と呼ぶには余りにも広大で、不可知な領域が無限大に広がっています。その社会という実験室の中で頼りになるのは、自らの直感に他ならないでしょう。

たまには体に身を任せ、心を体の奴隷とすることもいいでしょう。それが楽しいのですから仕方ありません。ですが、その弊害もあります。弊害はあらゆる形で起こります。歳を重ねるにつれて体が動かなくなるのは、心が体の主人となっていないからです。ですから、そうすればよいのです。ですが、一朝一夕にはできません。判断力の向上は絵空事ではなく、日々の積み重ねです。直感力はどれだけ多くの情報に触れているかではなく、必要な情報にどれだけ多くふれているかとどうか、そしてそれの実験と反省により磨かれます。その判断のコンパスを陰陽に委ねれば、物事はよりクリアになります。

心と体、どちらを主人にしても良い・悪いはありませんが、できればその師弟関係を操り、人生を謳歌できる術を手にしたいと思いませんか!?





2011/09/15

遺伝子組み換え作物と社会変化に対するマクロビオティックのアプローチ:アレックス・ジャック氏へのインタビュー

キャリン・ニードリンゴー&アンディ・デービス

Q1.遺伝子組み換え作物に関する問題はどのようなものでしょうか?
食物の遺伝子工学は1990年代後半に公衆衛生と環境の問題として浮上してきました。遺伝子組み換え食物の第一波は、大豆とトウモロコシと綿を対象としていました。バイオテクノロジー産業がその三つを選んだのは、それらが近代アメリカの食生活、動物性食品の消費という基盤を形成していたからです。これらの食品の1/2から2/3は家畜飼料になり、残りの1/3から1/2は人間が消費しています。

遺伝子組み換え食物の第二波は、人間が消費している全粒穀物が対象となりました。全粒穀物は、人類の主食であり、世界的な生産と消費においてナンバーワンの作物です。地球上のほぼ全ての人間が、主食として米や麦、トウモロコシ、または雑穀を食べています。手始めは米で、バイオテクノロジー産業は、長粒米とバスマティ米が栽培されている南アメリカを対象にしました。次の対象は、合衆国の有機玄米のほとんどが含まれている短粒米と中粒米が育つ北カリフォルニアのサクラメントバレーでした。

2000年にわたしはエドワード・エスコー氏とともにサクラメントバレーを訪れ、ランドバーグファミリー農場やその他の有機稲作農家の長と面会しました。
 そのとき、モンサント社は遺伝子組み換え米を開発中で、翌年販売する計画を練っていました。カリフォルニア米委員会は遺伝子工学を支持しており、サクラメントバレーの農家の大多数は、異議を唱えませんでした。

Q2.国民の意識を高めるために行ったことは何ですか?
 まず、「モナーク蝶のいない世界を想像してください」という遺伝子組み換え作物の危険性に関する本を書きました。その本には、遺伝子組み換えされたトウモロコシを与えられたモナーク蝶の幼虫の45パーセントが死んでしまうという恐ろしい研究結果がのっています。この研究は人々の目を覚まさせるもので、下院議員デニス・J・クシニッチ氏の支持を獲得し、彼はこの本を薦めるために一筆書いてくれました。

次のステップは、アンバーウェーブというマクロビオティックの友人、家族、企業など、草の根ネットワーク組織の形成と、プラネットヘルスという非営利の教育機関の創設でした。わたしたちは雑誌をつくり、嘆願書を回し、地元の音楽コンサートを後援し、百人ほどのマクロビオティックの指導者たちを育成することで、遺伝子組み換え作物の危険性を訴えてきました。

最初の5年間、アンバーウェーブの主な目的は米を守ることでした。わたしたちは署名運動を行い、何万もの人々がわたしたちの嘆願書に署名しました。わたしたちは「有機米を救え」という本を新たに出版し、エドとわたしは2002年にカリフォルニアへ戻ってきました。わたしたちはカリフォルニア米委員会の理事と面会し、25,000名以上の署名を提示しました。彼はわたしたちの説明に感銘を受け、その後すぐにカリフォルニア米委員会は遺伝子組み換え米に対する援助を撤回しました。ついには、サクラメントバレーの稲作農家の大多数が遺伝子組み換えに反対するようになり、カリフォルニア州は遺伝子組み換え米の生産を不可とする法律を可決することになりました。

Q3.醸造産業の役割は何だったのでしょうか?
 この国の産業の中で最大の米消費者は、ミケロブ社、クアーズ社、ローリング・ロック社、バドワイザー社といったビール産業です。ビール会社の中には、実際に精米機を所有しているところもあります。わたしたちは、全米で6番目に大きいビール醸造会社であるサム・アダムズ社も含む東海岸のビール会社を数社訪れ、醸造の技術者の代表と面会しました。サム・アダムズ社は米を使っていませんが、わたしたちは遺伝子組み換え小麦にも反対運動を行っていたため、彼らに問題の再考を促しました。数年後、アメリカ南部の米作物が汚染されはじめたとき、バドワイザーを作っているアンホイザー・ブッシュは、遺伝子組み換え反対を決定しました。

Q4.ワシントンDCには赴きましたか?
ワシントンには数回訪れました。わたしたちは、食品に遺伝子組み換えの表示義務を初めて要求する法律の主唱者であるクシニッチ下院議員と面会しました。わたしたちは、環境保護庁(EPA)、食品医薬品局(FDA)、南部からの米の輸出を推進しているアメリカ米連合会へ行きました。ホワイトハウスの近くで、小麦産業の代表的な取引ロビー団体である合衆国小麦連合会(USWA)とも面会しました。

USWAとの面会はきわめて重要でした。協議会は、遺伝子組み換え作物の危険性と、ヨーロッパや日本がアメリカの小麦をボイコットする可能性に関与するということを認識したのです。わたしたちは彼らに本と、科学的な記事と、嘆願書を渡しました。USWAは小麦産業のその後の首脳会議で私たちが手渡した資料を使用しました。モンサント社は遺伝子組み換え小麦を推進していましたが、USWAは消費者が遺伝子組み換え小麦に対して憤慨していること、また農家が神経質になっていることを表明しました。最終的に、モンサント社は敗北を認めることになりました。

Q5.表示が義務付けられていないのはなぜですか?
アメリカの議会では、表示に対する投票が行われたことがありませんでしたが、デニス・クシニッチ氏は議会で気炎を上げ続け、毎年より多くの支持者を獲得しています。彼の法案の主な要点は、すべての遺伝子組み換え食品と成分を明確に表示すべきだということです。現在のところ店舗に行って、はっきりとそれを知る手立てはないからです。

合衆国の全ての加工品のうち75%は、大豆、トウモロコシ、綿が占めています。その市場の7590%で遺伝子組み換えが行われているため、この国の加工品の大半が遺伝子組み換え食品であると仮定する必要があります。多くの国々、特にヨーロッパでは、表示義務があります。アメリカの食品産業が表示に反対しているのは、消費者の間でこの問題に対する懸念が出てくるだろうことがわかっているからです。多くの農家と同じように、食品の売り手は主に利益について懸念しているのです。利益を上げている限り、彼らは健康と環境問題にかかる費用を無視するのです。

Q6.有機栽培のトウモロコシや大豆は問題でしょうか?
大きな問題です。言葉の定義上、有機食品には遺伝子組み換え原料は含まれていないのですが、抜き打ち検査では、多くの有機食品が汚染されているということが分かっています。例えば、ウォールストリートジャーナル紙は、全米の有機食料品店やスーパーマーケットにある有機豆腐のサンプルの検査を第三者検査機関に定期的に依頼しています。検査では、75%にのぼる豆腐が汚染されているということが分かりました。

Q7.遺伝子組み換え小麦についての最新情報にはどのようなものがありますか?
5年程の間、バイオテクノロジー産業は小麦の流通経路探索を放棄していたのですが、2年前からこの分野に再び進出してきました。今回、モンサント社は、気候変動への解決策として、干ばつに耐えるさまざまな小麦の開発を推進していると発表しました。広報という面からみれば、これは賢い方策です。しかし、わたしたちは農家と消費者にこれが羊の衣をまとった狼だということを納得させるために、新たな対抗手段を考えなければなりません。

一方、USWAは遺伝子組み換え推進派に引き継がれ、モンサント社は農家、貿易商、パン屋、政治家からの支持を得るために数百万ドルを分け与えています。小麦は合衆国の主要な穀物であり、輸出農作物のトップでもあるため、これはアメリカの農家と世界の農業に多大な影響を与えることになるのです。

Q8.米についてはどうでしょうか?
45年ほど前に、合衆国から輸入した長粒米が遺伝子組み換えによって汚染されていることがヨーロッパでは日常的な抜き打ち検査で分かりました。このことはアメリカ南部の稲作農家にとって大変衝撃的な出来事でした。というのも、遺伝子組み換え米は研究の目的で少量栽培されているのみで、市場には出回っていないからです。

ヨーロッパはアメリカの米の不買運動をおこし、日本がそれに続き、アメリカ南部の米産業は壊滅的状況に直面しました。ここ数年の間は、アメリカの稲作農家はひどい苦境に立たされています。収穫物を汚染することになった遺伝子組み換え米の販売元であるバイオテクノロジー企業・シンジェンタ社に対して数千もの訴訟が起こされました。陪審員は農家に対して数百万ドルの和解金を与えています。この話は、アメリカの稲作農家が遺伝子組み換え米反対に転換しつつあるということをはっきりと裏付けています。この国で、加工された米が廃れるのは時間の問題でしょう。

Q9.メキシコではどんなことが起こりましたか?
遺伝子組み換え作物と通常の作物が並んで生育されている場所では汚染の影響を見ることができます。数年前、古代からトウモロコシ栽培が行われてきたメキシコでこの事が発見されました。その時点では、メキシコでは遺伝子組み換えトウモロコシは栽培されていませんでしたが、合衆国からほんの数名の栽培者によって持ち込まれました。汚染は、輸送中のトラックから落ちた、または吹き飛ばされたものが在来のトウモロコシと混ざり発生しているようでした。結果的に、数千年前からある在来品種のトウモロコシは品不足となり、これはヨーロッパ人によるメキシコ征服と同等の悲劇となっています。

Q10.遺伝子組み換えのアルファルファについてはどのようにお考えですか?
遺伝子組み換えのアルファルファは、ラウンドアップレディ除草剤を承諾するために、2年前にモンサント社から売り出されました。遺伝子組み換え種子の導入と承認のための手続きは、この国ではあいまいなのです。異種のアルファルファは、EPAによる適正な環境検査を受けずに市場に流れ込んできました。それから、連邦裁判所は、全面的な田植え禁止を命じましたが、その後、控訴裁判所は例外事項目を決定しました。最終的には、名目上の権限を持つ米国農務省が、この問題に取り組み始めました。

農務省長官のトム・ヴィルサックは、遺伝子組み換え作物と通常の作物とを大幅に区別するという折衷案を見出そうとする考えをあざ笑いました。作物同士の間の距離に関係なく、汚染は必然だと感じている多くの農家と同様に、バイオテクノロジー産業はこの提案に反対しました。オーガニック業界はこの問題に対して厳しく賛否の二派に分かれました。結局のところ、ヴィルサック長官は遺伝子組み換えのアルファルファの無制限の市場への導入を支持しました。

有機食品産業は、アルファルファは乳牛の主食なので、最終的にはオーガニックの牛乳や乳製品の汚染につながるだろうと懸念しています。多くの農家はアルファルファを土壌を肥沃にするための保護作物として使用しています。野生栽培と慣行栽培されたそれぞれの植物の間での交差汚染の可能性が高くなっています。その結果は途方もないことになるかもしれません。米国農務省の承認は上訴されており、最高裁判所まで達する可能性があります。

Q11.遺伝子組み換えの飼料を与えられた動物に好ましくない影響はあるでしょうか?
英国とロシアの調査によると、遺伝子組み換え飼料は動物の臓器に悪影響を与えることが分かっています。事例による証拠は豊富にあります。農民や園芸家、ペットを飼っている人は、遺伝子組み換えの飼料を食べた牛や鶏、山羊、犬、または猫が病気になっていることに気付いています。また、加工されたものではなく自然な食べ物を直感的に選んでいる動物が、野生にも家畜にも非常にたくさんいるのです。

Q12.あなたの現在の取り組みはどのようなものでしょうか?
遺伝子組み換え米の問題は合衆国では現時点では大きく取り沙汰されていませんが、他の世界各地では非常に活発です。数年前、世界一の米生産国である中国は、遺伝子組み換え米を導入しようとしていることをほのめかしました。中国が遺伝子組み換えに手を出せば、他の東南アジア諸国の多くがそれに追随する恐れがあります。ワシントンで、エドとわたしは中国大使館に行き、科学技術と農業の担当官に会いました。わたしたちは遺伝子組み換え米に対する訴訟を行い、農業省にわたしたちの資料を提示しました。全く予想外のことでしたが、中国は態度を翻し、遺伝子組み換え米の一時禁止を発表したのです。しかしその二年後に、中国は政策を覆し、数年の間に遺伝子組み換え米を売り出すと公示しました。それは地上で最も深刻な脅威です。

最近わたしたちが関わっている分野は遺伝子組み換えの藻類です。 ここ数年、石油の代用として藻類を開発する傾向がありました。 エクソン社やシェル社を含む主な石油会社がこの競争に飛び込んできました。 この開発には好ましい一面もあります。というのは、藻類は食糧消費のためには使用されませんし、繁殖が速く、また大気中の炭素を取り除くからです(炭素固定機能)。 藻類は、食用ではなくエタノールやバイオディーゼルとして現在広く活用されており、トウモロコシや砂糖、ヤシ油に取って代わる可能性をもっています。
 
成育時に土地や作物を奪わないという点は藻類のプラスの側面ですが、マイナス面としては、生来の自然環境に異質な生体系を持ち込むという点があります。藻類は食物連鎖の最初に位置するので、その質が全てに影響を与えますし、藻類は世界の酸素の6070%を生み出しているのです。遺伝子組み換えの藻類が環境に導入されると、大気の酸素の性質を変えることになりかねません。この予想外の結果はあまりにも大きいので、わたしたちは十分に慎重であるべきです。
 
天然の藻類の未来は明るいです。 わたしたちは、農家のエネルギー的自立を補助するためバークシャーグリーンエナジーという小さな会社を設立しましたが、同様に食物自給も援助しています。 わたしたちは、農家が天然の藻類を育て、それをトラクターや船で使用する燃料に変換するための支援を考えています。藻類は、発電用としてバイオマスのように活用することができます。

Q13.一般の人々には何が出来るでしょうか?
第一に、遺伝子工学と、それが人間の健康や環境に与える影響について勉強することです。たとえば、マクロビオティックカウンセラーが注目している人体への影響のひとつに、一般に販売されているトウモロコシ(遺伝子操作されているモノが大半ですが)の摂取と不妊との間の関係性があるように思われています。カウンセラーは、子どもができないという相談を受けたときに、彼(女)に対してこう言います。「トウモロコシは食べないように。もし食べるのであれば、有機栽培のものにしてください。それで、妊娠できるかどうか見てみましょう。」アレルギーや疲労、うずきと痛み、皮膚の問題に関する相談もあります。こうした症状の原因は可能性として多々ありますが、有機栽培か慣行栽培かどうかには関係なく、豆乳やその他、加工度の高い大豆製品の消費に起因していることがよくあります。そのような食品の摂取を中断してみれば、症状の原因が明らかになるかもしれません。英国の研究によれば、豆乳が一般的に飲まれるようになると、アレルギーや皮膚疾患が増えたことが分かりました。

第二に、自分の食べ物は自分で育てるか、または少なくとも自分の食べ物を誰が育てたのかを知ることによって、自己依存度を高めることです。こうした行動を通し生産者との関係を築いていき、彼らに自分の不安を打ち明け、彼らは汚染を避けるために自分たちが今何をしているかをあなたに伝えることができます。

第三に、他の人々の教育を助けることです。地元の人々がイニシアティブをとることで効果は高まります。小さな食品会社に、自社製品に非遺伝子組み換えと表示させるようにしむけましょう。現状、表示義務がないため、ラベル効果は増加傾向にあります。いくつかの自然食品会社は自社の遺伝子組み換え不使用または非遺伝子組み換えの表示を導入しましたが、バイオテクノロジー産業からの批判にあいました。自主的な表示は遺伝子組み換え食品を中傷することになり、名誉毀損につながると主張したのです。というのも、米国政府によれば、遺伝子組み換え食品は、普通の食品と同様に安全だとされているからです。小さな自然食品会社の多くは、遺伝子組み換え不使用の表示を使ったことで告訴されました。そうした会社は訴訟費用を捻出する余裕がないため、表示を外すという選択をしました。しかし、ここ数年、米騒動や、未承認の遺伝子組み換えトウモロコシが何百万ものトルティーヤ(トウモロコシ粉か小麦粉から作られた薄いパン種を入れてないパンケーキ)に使われたという事件が起こったことで、自主表示が広がってきています。主流の食品産業さえも、食物連鎖(流通経路)にこれ以上の遺伝子組み換え食品を導入することを望んでいない状況です。

アメリカの大きな食品企業の多くが、オーガニック業界に参入してきています。ペプシ・コーラ社、コカ・コーラ社、ジェネラル・ミルズ社など、その他多くの多国籍企業は、先駆的なオーガニック企業を買収し、製品に非遺伝子組み換えと表示し続けています。創設当初からアンバーウェーブは、食品業界が最後の番犬であり、消費者に敏感であるという見解をとってきました。自分たちの心配や懸念していることを表明する人々が増えれば、食品業界は市場から遺伝子組み換え食品を締め出すこと、あるいは少なくとも表示を要請することに好意的に対応してくれるでしょう。消費者のボイコット(不買行動)を望んでいないからです。

最後に、良いものを食べ、家族や、友人や、隣人と話をしてください。良好な健康状態と、穏やかな精神状態をもつ模範人となってください。それが最も効果的です。内省と教育の道程は、個人的変化と社会的変革への究極のマクロビオティック的アプローチです。

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マクロビオティックの指導者で、食事療法のカウンセラー、またジャーナリストでもあり環境問題専門家でもあるアレックス・ジャックは、アンバーウェーブ社の設立者であり、同社の社長です。アレックスは、食事療法や健康、またヒーリングアートに関する25冊の書籍を著し、または編集しています。彼はベトナムでのレポーター、イーストウェストジャーナル紙の編集長、クシファウンデーションの総支配人、ワンピースフルワールドソサエティの監督も務めています。彼は広範囲にわたって教育活動を行っており、アムステルダムにあるヨーロッパのクシインスティテュートや、東京のジョージオーサワセンターの客員教授でもあります。アレックスは奥様のゲールと一緒に中米バークシャーに住んでいて、カウンセリングの実践を活発に続けています。アレックスへの連絡はこちらのアドレスまたはアンバーウェーブ社にコンタクトをとってください。
Address: Amberwaves, P.O. Box 487, Becket MA 01223
TEL: 413-623-0012

キャリン・ニードリンゴーとアンディ・デービスは、フィラデルフィアとペンシルバニアにあるデニー&スーザン・ワックスマンの健康強化学会における総合的な教育プログラムを修了し、エドワード・エスコーとともにマクロビオティックの哲学の勉強と実践を続けています。彼らはニューヨークのナッソー在住で、5エーカーの敷地で有機野菜と花、ハーブの栽培を楽しんでいます。

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「GMOs and the Macrobiotic Approach to Social Change:An Interview with Alex Jack(遺伝子組み換え作物と社会変化に対するマクロビオティックのアプローチ:アレックス・ジャック氏へのインタビュー )」は日本CI協会・編集部が和訳したものです。


GOMFの連絡先は下記となります。

英語版を読みたい方は下記のウェブサイトをご参照ください。


2011/09/10

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