2012/06/22

自然に学ぶ


自然に対する考えは、洋の東西で異なります。
東洋では自然こそ神であり、いかにそれに従うかを追求しており、それを発展させたものが易であります。
自然の変化に自分を順応させ、対立を相補の関係にしていくのです。
一方西洋では、自然は人間の敵であり、科学をもって自然を征服、利用することを良しとします。
科学を発展させたことにより、物事を変えることができますが、自分を変化させ調和を図ることにおいては不得手です。
というものの、現代の日本も自然に対し西洋のような考えをしているように思えます。

科学の進歩により、我々の生活は格段に便利になりましたが、科学技術の無秩序な発達により、20世紀は戦争の時代となってしまいました。
戦争により、どんな大規模災害よりも多くの命が失われました。

現代の我々は、自然の変化に学ぶべきではないでしょうか。