2013/02/04

陰陽の理解を深める


水をかぶってしばらくすると体がぽかぽかしてくる経験のある方も多いのではないでしょうか。
水は人体と比べて陰性ですから水をかぶると体がぽかぽかするというのは矛盾していると思われるかもしれません。
しかし水の中にいる魚は地上の動物よりもナトリウムが多く陽性です。
これを理解すると陰陽の理解の幅が広がります。

アスパラガスがわかりやすい例ですが、植物が日光をたっぷり浴びると緑色でがっしりした物に育ち、日光が少ないと白くて細長い物が育ちます。
細長いというのは確かに陰性ですが、緑と白を比べると白が陽性になってしまい矛盾しているように見えます。
しかし陰陽とは我々がこの世の中を探索するために使っているのであり、常に正しいのは自然なのですから、そこに矛盾はありえないのです。

我々の体でも陰陽両過多によって生じる病気が現実にあり、そういった様々な問題に当たりながら理解していくのが陰陽なのです。
桜沢が作った陰陽表はあくまで入門です。
その陰陽表を覚えて陰陽がわかった気でいるのは間違いであり、その入門を経てさらに陰陽の理解を深めていくのです。