久々の新刊のご紹介です。
「野草の力をいただいて」 若杉 友子著 五月書房 ¥1,575円
京都府綾部市の山中にて自給自足生活を実践する、「若杉ばあちゃん」こと、若杉友子さん。
70歳を超えても老眼鏡・補聴器いらず、自転車を飛ばして遠乗りし、縄跳びやスクワットも軽々こなす、そんな若杉ばあちゃんの元気のわけは、野草の力、草の生命力をいただく事。F1種(品質改良された種)ではなく、在来種の野菜や野草のような、いのちある野菜を食べることなのです。
この本には、四季折々の野草レシピ、野草を使った傷や病の手当など、ばあちゃんのとっておきの知恵が沢山盛り込まれています。また、ばあちゃんの生活の場や仲間や道具たち、そして周囲に生えている種々雑多な野草が美しいカラー写真でたっぷりと紹介されているのですが、それは「若杉ばあちゃんに会いたい」「ばあちゃんの暮らしが見たい」とのばあちゃんファンの声に答え、誰もが「ばあちゃんに会ったように思える」「ばあちゃんの家に行った気になる」本を目指したのだそうです。
本文中でばあちゃんは、
「陰と陽、食材の性質を見極めて、日や調味料をうまく使って、
からだの調子を整えていくのが、料理の極意。
マクロビオティックの創始者、桜沢如一も『陰陽の勉強は一生だ!』と言っている。
陰陽は、一日二日でわかるもんじゃない。
吐いて吸って、飲んで食べて、排泄して、寝て起きて、
生きることすべてが、限りなく延々と、陰陽。
日々の暮らしのなかで、からだといのちで実感・共感しながら、
一生かけて学んでいくもの。」
とマクロビオティックの陰陽の大切さを伝えています。
ばあちゃんは、マクロビオティックが単なる食事療法ではないということを、日々の生活の中で実践し、見せてくれてもいます。どうぞ一度お手にとってご覧下さい。
若杉ばあちゃんとともに、マクロビオティックな日々にワープしたような感覚になりますよ。
「野草の力をいただいて」 若杉 友子著 五月書房 ¥1,575円