マクロビオティックではこの世は陰性の遠心力と陽性の求心力で創造されたと考えます。
この事実は疑う余地がありません。
そして、この事実は私たちは引力により生き・生かされているということでもあります。
万有引力の法則では、「すべての物体は互いに引き合い、その力の大きさは引き合う物体の質量の積に比例し、距離の2乗に反比例する」と述べています。
リンゴ(物体)が木から落ちるという現象それ自体に、宇宙の秩序が垣間見れます。
上記の法則にも、陰陽無像原理の十二の定理に規定されている原理が摘要されます。
よりマクロな目で見た場合(科学絶対主義というミクロな視点だけでない)、陰陽という考え方の汎用性を体感できると思います。
陰陽という考え方を導入する際には、問題意識を持たなければなりません。
そうしないと、例えば、「白米と玄米、どちらが陽性か?」、という単純な質問も、質問の意味・意図をしっかり理解していないと(問題意識をもって陰陽判断をしないと)、玄米の方が陽性だという短絡的な答え(その回答の背景には陰性な病気のからだを陽性にして改善するからだという考えがあるかもしれません)にたどり着くことになるのです。
あっちではこう言ってるけど、こっちではこう言っている、全くお手上げだ、というのが現状なのではないでしょうか?そうなるのは、問題意識の保持と日々の研鑽を通じ判断力を向上させる努力をしない空です。
マクロビオティックには○○マクロビオティックなどというものはなく、George Ohsawaのマクロビオティックしかないのです。
そしてそれは、陰陽だけなのです。但しこの陰陽も五行説とは陰陽が逆です。
このように考えるとマクロビオティック=陰陽五行説、ではないことが明らかです。
なぜならばGOは五行説など一言も触れていないからです。