そのため、マクロビオティックという言葉を聞いた際、長寿のために様々な方があります。
しかし、その根本には食べ物があることは明らかでしょう。
なぜなら私たち人間は環境の産物ですし、環境が凝縮されたものこそが食べ物だからです。
「食は人を作り・・・」の所以です。
しかし、戦後、西洋の栄養学が導入され、70数年がたった後、栄養のサムによるバランスを通じた健康の達成という考え方に?が付与されているのは明らかでしょう。
栄養学の善し悪しの問題ではなく、そこにはマクロ的な視点が欠けていることが問題です。
物事をなんでも分析的に細かくミクロに見ていくことで全体が分かるという考え方の限界が現代世界に体現されているように思えます。
テロリストは確かに悪ですが、全体から捉えればその理由と意義が分かります。
同様に、ウイルスは確かに悪ですが、全体から捉えればウイルスが無ければ自然淘汰・適者生存・人間形成は不可能です。
ミクロとマクロ、両方の視点から物事を捉える方法の片方(ミクロ)の方に頼り過ぎているのが、現在の様々な問題や人間の根幹にあるのではないでしょうか?
陰陽というマクロビオティックの視点から物事を捉える練習の場がC.I.協会にあるということを是非お分かりになっていただきたいと思います。
そして、栄養学の大家・渡辺昌先生が昨日C.I.協会にいらっしゃたのも、このミクロ的視点による分析の限界をお感じになり、マクロ的視点による分析の必要性をお感じになったからではないかと考えております。
栄養学とマクロビオティックが接近した記念すべき日となりました。
先生から頂戴いたしました下記書籍『栄養学原論』にもマクロビオティックの内容が盛り込まれていることは大変励みになります。