昨日、テレビの某番組で「噛む」という行為の大切さを強調している内容の番組を見ました。
噛むことにより脳内のヒスタミン(食欲を抑える物質)が増え食べ過ぎを抑制する働きがあるようです。また、ヒスタミンは内臓脂肪も減少させる効果もあるそうです。
そして、ヒスタミン自体を直接摂取することができないため、その原料となるヒツチジンと呼ばれるアミノ酸を摂ることで、ヒスタミンを摂ることができるとのことでした。
ヒツチジンを多く含んでいいる食材は青魚で、番組は、良く噛む事と青魚を食べることを激励して合点していました。
そもそも合点とは何でしょうか?一体何に合点したのでしょうか?
この話を聞くと、「青魚を良く噛めばいいのか」という程度の「知識」を得るだけにすぎないのではないでしょうか?あるいは、「何だ、今までの食生活はそのままに良く噛めば良いのか?」と開き直る人もいるかもしれません。とんだお門違いです。
確かに、噛む事、青魚を食べることは大事かもしれませんが、それで終わってはダメなのです。それだけでは部分しか見ていないことになるからです。部分の集合が全体ではありません。
私たちは五感で感じたものは「わかった気になります」。だから、「これだけ痩せました」と数字とビフォアー/アフターの写真を見せられると納得してしまうのです。
ところが、それだけでは問題の本質を捉えていません。問題は五感にあるのではなく、その感覚では捉えられない第六感にあるのです。物事には必ず裏表があることは周知の事実です。そして、その事実を司る五感では感じられないチカラが陰陽です。
陰陽の秩序に反した行動をとったから問題が顕在化した(五感で感知できるようになった)のです。この物事の背後で私たちを秩序付けている陰陽に触れずに物事の部分だけ捉えて合点していたのではそれは早合点に過ぎないのではないでしょうか?