健康な身体、明瞭な心、自由な精神のために
ディーン・クーリング
「食べる時、頭上には空の天使、足下には水の天使がいる。食事の時、長く深く息をしよう。空の天使が食事に恵みを与えてくれる。歯を使い良く噛もう。それは水となり、水の天使が水を血に変えてくれる。ゆっくりと食べよ。神に祈りを捧げるように。事実、このように食べれば神のパワーがそなたの身体を満たすだろう。」
(“And when you eat, have above you the angel of air, and below you the angel of water. Breathe long and deeply at all your meals, that the angel of air may bless your repasts. And chew well your food with your teeth, that it becomes water, and that the angel of water turns it into blood in your body. And eat slowly, as if it were a prayer you make to the Lord. For I tell you truly, the power of God enters into you if you eat after this manner at his table.”)
イエス・キリストにその起源を求めることができるこうした単純かつ深遠な言葉は、1928年にエドモンド・スゼキリー(Edmond Szekely)が「エッセネ派による平和の福音(The Essene Gospel of Peace)」という本の中で初めて発表した。ローマにあるバチカンの秘蔵書庫内でスゼキリーが発見した原文はヘブライ語とアラム語で書かれており、古代の写本を元に翻訳したものがこの本だった。
エッセネ派は、紀元前2世紀から紀元後100年頃にかけて興隆したユダヤ人による霊的な共同体であり、物欲を放棄し、菜食主義、礼拝、断食を行う禁欲的な集団だったと言われている。キリストもエッセネ派と交流し、神との聖体を受ける方法を彼らに説いていたと考えられている。
調和のとれた食べ物を食べ、咀嚼を徹底する健康セミナーが開催される度、その最後に毎回私は噛むことが噛むという行為そのものを意味するものではないことを伝えてきた。噛むという行為は幸福を意味し、健康になる方法の一つとしてそれが存在しているが、最大の恩恵はその行為の結果から得ることができる。
現代のマクロビオティック界における偉大な女性の一人であるアヴェリン久司は、噛むことが非常に単純なことであるため人々はそれを軽視していると指摘していた。つまり噛むことの効用が正しく評価されない理由は、その行為があまりにも当然だと考えられているからだそうだ。こうした考えを証明することも可能である。何年もの間マクロビオティックを学び、噛むことの恩恵と恩師からの素晴らしい指導を受けてきたにも関わらず、私たちは日々の出来事や仕事に忙殺されてしまうことがよくある。ところが、はるか昔、キリストや他の指導者たちがよく噛むことの大切さを教えていたことを思い出すことで劇的な変化が心に生まれ、それは特に、意識変革をもたらす独特なエネルギーが備わっている全粒の穀物を食べることで効果は顕著になる。
実践的な応用が伴わない理論は無意味である。アイデアから利益を生み出さなければならない。これから述べることはその理論であり、噛むという行為の話であるが、この話を読むことで読者が刺激され、その刺激からアイデアが生まれることを確認してほしいと思う。
日本語の「噛み」あるいは「噛む」という言葉は神を意味する。噛むという行為により私たちは神に近付くことができ、私たちの本当の魂に出会えるのかもしれない。噛むという行為の素晴らしい霊的な効用を説明する前に、肉体的、精神的な意味における噛むという行為の効用を説明していくことにする。
Physical Well-being肉体面の健康
マクロビオティックを長年指導してきたリノ・スタンチックは、彼の著書「噛むという力。食べ方があなたを創る。」(“Power Eating Program, You are how you eat”)の中で、噛むことの肉体面における効用を述べている。リノによれば、地球上で最も強い動物である雄牛、象、バッファローなどは良く咀嚼する草食動物だそうだ。彼は自身が生命力を高める習慣に関心を抱くようになった興味深い話をしている。1943年、彼の父親はギリシャで監獄に収容され、ドイツの強制収容所に送られた。収容所は工場に隣接しており、囚人たちはそこで強制労働を課せられた。冬は極寒であり、着るものも乏しく、食べ物も貧しい状況だった。この厳しい環境のなかでリノの父親アントニオは、ほんのわずかな食べものをよく噛むという習慣を身につけた。
アントニオの収容仲間は皆、一口に100~200回噛むという彼の習慣を馬鹿にしていたが、彼は噛めば噛むほど力が湧き、身体が温かくなるのを感じた。その後、仲間の2人が一緒に噛むようになった。1945年に釈放されたとき、アントニオはやせ細っていたが命を取り留めた。32人の収容仲間のうち、3人が生き残り、その中には彼と共に良く噛むという習慣を守り通した2人の仲間がいた。
アントニオはリノの元に帰省すると彼にその経験を話した。「もし身体が弱く、寒く、病気になったら、一口150回以上噛むようにしろ」。リノは父親と似たような体験をした際、このアドバイスが役に立ったと言う。リノは1949年、ユーゴスラビアからの亡命を試みた際、捕虜となり、2年間の重労働を課せられた。彼は父親の噛むという習慣を真似し、厳しい状況でも生き残る力を得ると共に、勇気と自信を得ることができた。
現代マクロビオティックの創始者である桜沢如一も噛むことが彼の命を救ったと述べている。平和運動のために第二次大戦中の日本で投獄された際、良く噛むという習慣を通じ、彼は極貧の状況から生きる力を最大限引き出すことできたのだ。
我々がなぜ噛むという行為をすべきなのかを考える際、まず32本の歯を考えてみるとよい。前歯には切歯が8本、犬歯が4本、臼歯が16本、親しらずが4本。自由自在に動かせる顎もついている。水平方向に微妙に動かすことができるため、食べ物を完全に細かくドロドロになるまで咀嚼することができるのである。
消化のプロセスはまず口から始まる。植物性食品を食べる際、栄養素が含まれているセルロースを消化するために十分に噛む必要がある。胃は炭水化物を消化することができないため、穀物をよく噛む必要がある。穀物を良く噛まずに飲み込むと消化酵素による分解がうまく行われないため、栄養素や蛋白質、でんぷんなどが繊維から分離されないのである。また、膵臓の酵素もそれを十分に消化し、食べ物の構成要素に分解することができない。このような状態にあると穀物は腸で部分的にしか吸収されない。
マクロビオティック関連の原稿の執筆活動をしている住年の作家であり教育者でもあるアレックス・ジャックは、名著“Chewing Made Easy”において、噛むという行為の効用を多数説明している。両耳のちょうど下にある耳下腺は噛むことで刺激され、水気の多い酵素液であるプチアリン(唾液アミラーゼ)を出す。プチアリンは食べ物をアルカリ化、ミネラル化し、活力を与えてくれる。複合炭水化物、特に全粒穀類の消化を促進する働きもある。
内分泌系はプチアリン酵素により直接的に活性化される。扁桃腺を刺激し、胸腺によりキラーT細胞として知られるがんを予防する特別な細胞を作り出す。その細胞のおかげであらゆる疾病に対する免疫力が高まるのである。
耳下腺から出される別の酵素パロチン(唾液腺ホルモン)は細胞の新陳代謝を促し、体組織や臓器の活力を向上させる働きがある。良く噛むことの効用の一つは、自然治癒力を最大限に引き出すことにある。
アレックス・ジャックも述べているように、噛むという行為を適切に行うことで、酵素で満たされた唾液が食べ物を包み、その唾液のおかげで化学物質、放射性物質や食物中のその他の毒性の高い物質以外にも潜在的に有害なウイルス、バクテリア、その他微生物から身体を守ることができるようになるのである。唾液にはブドウ球菌、連鎖球菌、HIV、その他有害な病原菌を殺す抗ウイルス特性や抗バクテリア特性が備わっている。動物はケガを負った際に自分を舐めるが、これは直観的に唾液の治癒力を知っているからだろう。
最後に最も重要なことは、噛むことで循環器系が刺激される点である。筋肉がより多くの血液を体中に運ぶ。リノの父親が噛めば噛むほど温かく感じたのは、その働きのおかげだった。
Mental Well-being精神面の健康
アレックスによれば、噛むことにより知的・精神的健康が得られる。日本語で噛むという言葉には理解力があることも意味するそうだ。中医学では、腸が脳と対応し活発に結びついていると考えられている。腸の不調は固定観念、注意力散漫、記憶障害、その他の精神障害に対応している。咀嚼を通じ消化器系、特に腸が強化され、集中力、記憶力、精神的なゆとりが生まれる。咀嚼はチャクラ(身体内の経絡系に流れ込む電磁気エネルギーの円)を刺激し、それは知性と意識の向上に直接関係している。例えば、みぞおち付近にある第3のチャクラは理性と分析を支配し、中脳に位置する第6のチャクラは高い洞察、理解力、直観力と関係がある。穀物と野菜を適切に咀嚼した後、多くの場合、私個人の経験では、自分が抱える問題に対する解決策が容易かつ、それほど努力せずに見つけることができた。直感力が蘇ったのである。
フランソワ・リビエールは、自らの病気をマクロビオティックの実践を通じ回復させ、咀嚼時間が長ければ長いほど、食物の吸収率が高まり、健康が回復・改善するスピードが速いということを自著「ナンバーセブン・ダイエット」("#7 Diet”)の中で述べている。咀嚼は必要な食べ物の量を減らし、わずか少量の食べ物で十分な量の栄養を確保することができるため、食べ過ぎという問題の解消にも役立つ。リビエールによれば、咀嚼時間を長くとることで、欲望にふけることなく落ち着いた心境と尊敬の気持ちが芽生え、暴食を防ぐことができるようである。また、それにより自分が何をしているのかが分かり、自分と食べ物、そして全宇宙との関係が見えてくるそうだ。彼女は、大地を私たちの母親になぞらえ、十分に良く噛んだ穀物を母親なる大地の乳に例えている。
食べ物の消費量を制御することができるとしたら、それは我々の幸福と長寿に大いに貢献することになるだろう。歴史的に見ても、病気と早期の死を避けるために戒めとして良く咀嚼することを述べる賢人が多数いる。十分に咀嚼することで満足感が得られ、食べ過ぎの衝動を抑えることができる。自分自身が過食という欲求と貪りの精神から解放され、貪りの欲求そのものが本当に必要とされているものなのかを気持ちを落ちつかせて判断することができるようになる。それにより自分の良心の小さな声を聞く余裕が生まれ、その声を手掛かりに積極的に行動しようという自分の意志を固めることができるようになるのである。
Spiritual Well-being霊的な健康
シドニーとオーストラリアに滞在した十年間、私は先生をしている友人の橋本宙八のヒーリングワークショップを開催した。長期に渡る半断食トレーニングで参加者は食事を1日1食、1口に200回噛んで食べた。この集中的なトレーニングに加え、ヨガとウォーキングにより、長期に渡り蓄積された体内の毒素が排出され、バランスを整えることができる。このヒーリング期間の間に様々な不快な症状が回復し、見事に改善されたのを目の当たりにすることは大変意義深い経験だった。少食である一方で活発に活動しているにも関わらず私たちの身体はエネルギーに満ち溢れていた。全員が物凄く若返ったように感じた。食事は母なる地球と私達の命綱であり、噛む事とバランスの取れたワークショップでの食事は私達を新たな人生へと導いてくれると宙八は言っていた。私達の身体はさらに若返り、清められた心と穏やかさは、この若返り状態を反映していたように思われる。
宙八とその妻のちあきは日本で少なくとも月1度、そういったワークショップを彼らの施設で30年以上開催してきた。つい最近、この賢く、洗練された精神を持つ愛すべき夫婦は二週間の長期ワークショップを行った。ちあきは彼女のシンプルな英語でその経験が神に近付いている事を説明した。
素晴らしき20世紀を代表するスピリチュアルな偉人であるマハトマ・ガンジーの有名な格言の中で「貴方の飲み物と食べ物を良く噛みなさい」と言っている。彼は断食と噛む事の実験を通じ、精神的気付きを高めることが出来た。彼は自叙伝の中で一般にはあまり知られていない別の格言を語っている。
「魂と私達の飲食が何ら接点を持たない事が議論されている事を私は分かっている。それなしに私達は物を入れる事は出来ない。しかし、貴方が外へ向けて表現する物は内面からくるものに関連する。この言葉の力強さを疑う余地はない。しかし、その事を実証するよりも私は思考と演説の中の抑制としての本質は食事法における量と質の両面を抑制し、神に対して恐れを抱いている、或は神との面会を果たそうとする探求者のために私の確固たる信念を宣言するに過ぎないであろう。」
ここで恐れとは、畏怖または崇敬を指す。マクロビオティックの原理は常に玄米菜食を主とした健康に良い簡素な食事、そして必要最低限を消費する事を力説してきた。従って故・ガンジーの基準の両者を満たすのである。
7年程前に、私はカリフォルニアのシエラネバダ山脈の標高6、000フィートの新鮮で清潔な環境の中のフランス未開拓牧草地でのマクロビオティックサマーキャンプで噛む事による精神と魂の向上の一番の興味深い解釈を目の当たりにした。雄大なポンデソ―ラ松に守られた、手をつけられていない美しい光景の中で年輩のマクロビオティック講師のボブ・カ―は「平和に導く忘却の精神的実践」というタイトルの講義を行った。下記は彼の開眼させる話を省略したものだ。
宇宙のエネルギーは常に地球へ向けて無数の銀河や星から流出されている。この陽の下降し、求心するエネルギーを天の力と呼ぶ事ができ、頭の頂点の王冠のチャクラから入り、私達の身体にスピリチュアルチャンネルを通して縦に流れている。逆に言えば、地球の回転により生じるエネルギーは私達の身体のベースのチャクラから入り、同じスピリチュアルチャンネルを上昇し、外部へと流れている。この陰のエネルギーは地球の力に関連する。
これらの2つの縦に伸びる電磁波の線は螺旋を描きチャクラ(サンスクリット語で輪を表す)として知られる地点で衝突する。そしてこの地点からエネルギーは私達の頂点を通過し流れ、究極的には私達の内臓、組織、細胞を満たし、生命を吹き込む。
重要な事にスピリチュアルチャンネルの地点はこのスピリチュアルな事象としての私達の発展の鍵となる。昔の中国では虫歯が唯心的な活性空間であると言われていた。私達は噛めば噛むほど、大地のネガティブなエネルギーが舌に集結すると同時に天のポジティブなエネルギーが口の屋根である口蓋垂に集まる。電気的エネルギーは小さな電流が放出されるまで構築され、ミネラル豊富な唾液と共に噛まれた食事により充電されるのだ。私達の肉体的で電磁気的なエネルギーの身体は活動的になり充電し、癒しと健康をもたらす。このシナリオはエネルギーが蓄積されて雷を伴う嵐が起こる現象に酷似している。
さらに、私達が噛むにつれて、耳の近くにある額関節へ血液が集まる。そして更なる血液が循環されることにより、額関節周辺が暖まる。赤血球の中のヘモグロビンは電磁気の所有物である鉄の粒子を含む。私達が噛む事により、それらの粒子が高く充電され、結果、私達の頭の周辺にオーラが形成される。噛めば噛むほど、最終的にエネルギーフィールドが強まるのだ。
縦と横の2つの強力な流れが交差する頭部の中央の内分泌系の主なる分泌線が脳下垂体である。刺激された脳下垂体は内分泌系にある他の分泌腺を更に活性化させる有益なホルモンを発する。この脳下垂体の回路網と分泌物は身体の自然免疫機能を重要な部分として、抗病性を促す。噛む行為の背景にあるエネルギー論の説明は、噛む事を習慣づける事で体験し得る心からの穏やかな気持ちをも定義づけるのかもしれない。
The Practice of Chewing咀嚼の実践
噛む行為に最適な食物は精製されていない全粒粉である。野菜と豆類が添えられた食事は咀嚼するのに理想的なものとなる。湿りすぎた食物は望ましくない。なぜなら、口の中に水分が増えると口の中が脆くなり、簡単に飲み込んでしまうからだ。何種かのパンは一口ごとの咀嚼を長引かせてくれる。例えばケールの様に葉が固い葉物の野菜は良く噛まなくてはならないので、緑の野菜を共に摂取することを推奨する。好みによって小さなボールに入ったスープを一緒に飲んでも良い。
なぜならば、完全に噛み終わらずに飲み込んでしまうよりも少量の水分と共に何度も咀嚼し、蓄積されたもので口の中が一杯になる程度に継続的に噛み続けた方が飲み込みやすいと思うからだ。
他の2つの方法も便利である。目を閉じることで心とエネルギーを集中させる事が出来る。リノは「外を見ることをしないことで自分のエネルギーが内面化され、自分自身をより強くするのだ。」と述べ、目を閉じることでエネルギーを自分の物にしたと語っている。同様に私達は1口摂取する度に箸やスプーンを置き、神へ跪く時の膝の位置へ手を置くべきである。両手は全て指の先端まで合わせ、人差し指だけを外に出して親指を組む。これは精神を鎮め集中させる。
正しく噛むために私達は1人で食事をすべきである。もし他者が同席したら、私達は静寂の中で食べる、或いは口の中に食物が入った状態で会話をしてしまうからだ。社交的ではないが、これは私達の人生経験と自分自身を高める為の目的であり、訓練である。夕食の席以外の場で社交する時間は幾らでもあり、そこで絆はより深められるであろう。1口に100回から200回噛みなさい。一回の食事に30分から1時間かけることが一般的に好ましい。久司道夫氏が指摘しているように、噛む事に時間をかければかける程に私達は効率的となり、他に要する時間を短縮出来る。前途した通り、実践応用を伴わない理論は役立たない。行動を起こす、または実践したくなるほどに興味を持つべきである。
Importance of Chewing噛むことの重要性
一般的な定義と異なる定義かもしれないが、25年以上マクロビオティックと関わってきた中でマクロビオティックは伝統的文化と社会に取り囲まれた自然界に基づいて生きる人間として、自分自身の居場所を理解・尊敬し、調和して生きる方法であるというのが私の見解である。この自然食事法は全粒穀物、野菜と豆類を主食とする見方が鍵となる。そのシステムにより、バランスの取れた食事と生活習慣は多くの人々の人生を立ち直らせてきた。それはジョージ・オーサワによって前世紀に進歩を遂げた奥深く実用的な哲学である。
自身を危機的病から回復させたオーサワは「一粒の玄米が千粒の米となる」精神のもとに人生を素晴らしいものへと導いた。彼は全身全霊で自分自身を他者の健康、自然の法則に基づく生活への理解と豊かな暮らしを与えた。彼が私達に残してくれた素晴らしい生き方の教えへの多大な感謝と尊敬を込めて、最後の言葉をジョージへ贈る。
「噛むことはマクロビオティックにおいて最も重要である。私達は胃腸の中に歯を持たない。だから少なくとも最低50回噛まなくてはならない。噛めばかむほどに私達は早くこの長生きと若返りの哲学を理解するであろう。現実に、バランスの取れた食事を良く噛むことは人生を創り出す最高の作法である。」
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「Chewing: A Gift from God(噛むこと:神からのギフト)」は日本CI協会・編集部が和訳したものです。
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