「風が竹を揺らしているのか?それとも竹自身が揺れているのか?」
この質問に対する答えは明らかに、「竹を揺らしているのは風」である。
物事には原因と結果の法則が存在する。
この場合、竹が揺れた原因は風が吹いたからであり、結果は竹が揺れたことである。
この法則の原因に着目せず、結果だけ注視しても結果の解決には至らない。
マクロビオティックでは、この原因の風を無限界からの風と考える。
その一なる無限界からの風が陰と陽、遠心力と求心力という力の均衡として人間界に結果として表出する。
その秩序に従った生活こそがマクロビオティックの基本である。
そして、その実践の責任は各人の健康として、その実践の無責任は各人の病気として現れる。